採用面接のウラ事情
転職活動をしているなかで、何社か「この会社で働きたい!」と感じることがあると思います。

ただ、そんな会社に限って内定が出ない・・・
逆に、適当に面接した会社からは内定が出たので「どうしよう・・・」となるケースをよく聞きます。

ただ、会社が採用するときの基準は、業種が変わっても大きな違いはありません。
その基準は「自社の社風に合っており、将来性が見込める人材か?」になります。

中小企業の人事が考えていることを逆手にとり、理想とする会社から内定をもらえるにはどうすればよいのか?
具体的にみていきましょう!

 

会社は求める人材を3つの軸で見ている

会社は求める人材を3つの軸
仮に採用面接官が3人いると、3人バラバラの採用基準を考えていると採用は決まりません。
会社は必要とする人物像や質問内容をあらかじめ決めておき、面接官で情報共有しています。

極端に言うと、10人の応募者がいれば10通りの質問をするわけではありません。
言葉は言い換える場合もありますが、面接官はその10人に対して同じ質問をします。

同じ質問をすることによって、10人を比較することができます。
また、特定の面接官のみ良い印象を受けるなどの弊害もなく、スムーズに必要な人材を見極めることができます。

その人物像を決める基準を3つの軸で見ています。

 

1自社の社風に合っている人材を確保したい

会社は、応募者が自社の社風にあっているのか?を重要視します。
それは、入社後、他の社員とコミュニケーションがとれないと、その社員の能力が発揮できないからです。

例えば、学生時代の友達でも気の合う方々で仲間が作られます。
仲間内で過ごす時間は楽しいですよね。
 
会社も同じです。

気の合う仲間で作られた組織は、大きな成果を発揮します。
それは、気の会う社員(仲間)と仕事することで、やりがいと感じることができるからです。
結果、会社が求めている成果がおのずと出ます。
 
気の合わない社員で作られた組織は、1人1人の能力を発揮することができません。
周りに相談できる相手もいない環境で、その社員の成長が望めないからです。
 
こういった状態が続くと、やりがいを感じることができなく「辞めたい」という想いがでます。
そのため、会社は応募者が自社にあった考え方をもっているのか?を重要視します。
自社の考え方に合わない、飛びぬけて優れた社員は要りません。 
 
ただ、会社の考え方をどこで知るの?と疑問がでます。
それは、ホームページに書かれている「経営理念や社是」を見てください。

この経営理念や社是に応募者が共感できれば、応募するべきだと思います。
面接でも「経営理念で書かれている具体的な事例」などを質問してみるとよいでしょう。

 

2応募者が中長期的の活躍が期待できるか?

面接時には「この面接官と一緒に働きたいと感じれるかどうか?」の感情を大事にすることで、転職のリスクを軽減できます。
会社側も同じ視点で見てくるので、「面接官がどういった人なのか?」を注視して発言すると、内定率に大きく影響します。

あきらかに面接官が体育会系だと、離職率が高いといわれています。
なゼかというと、体育会系の会社は「精神論」で指示をしてくることが多いからです。
「まだ、定時まで1時間あるから、外回り行って来い!」など、具体的な指示が一切なく、ストレスが溜まります。
 
他にも、面接で案内する方の対応や事務所の雰囲気など、面接地で接する人やモノなど「自分に合っているのか?」
といった視点で見ると、転職の成功につながりやすくなります。

会社は採用しようとする人材が、この先、3年・5年・10年と働いてもらうことが重要だと感じています。
それは、採用業務・入社後の研修などにかけたお金と時間を無駄にしたくなりません。
採用した社員がすぐにやめると、人事部や責任者の査定に大きく影響します。

そのためにも、会社は中長期的に活躍してくれそうな人材を期待します。
応募される方は、会社に求めている項目を洗い出し、必ず質問したほうがよいです。

例えば残業が気になる場合、「みなさん平均して毎月何時間残業していますか?」
気になる点はドンドン質問しましょう!

 

 

3面接官は応募者を嘘つきだと考えて質問してくる

よくある面接のケースでは、

面接官
エクセルはできますか?

面接官
グラフの作成はできるな?関数を使った計算ぐらいできるだろう

応募者
はい、できます!

応募者
そんなに自信ないけど・・・前の会社で少し使ったし大丈夫だろう

以前は、こういった「ざっくりとした質問と返答」でも大丈夫でした。
今は、「エクセルをできるレベルが面接官と応募者でズレが出ないよう確認」しています。

そのため、「応募者が嘘をついているのでは?」と考え、質問をします。
ただ、応募者は悪気があって嘘をついているわけではありません。

入社後に「エクセルができる」と聞いて入社させたにも関わらず、現場で作業すると実際は使えないことで現場からの不満がでます。
他の社員から不満がでると、離職率にも少なからず影響してきます。
そのため、面接時に「具体的にどのくらいできるのか?」を聞くようにしています。

応募者は「できる・できない」をきちんと面接官に伝えたほうが、入社後のギャップが少なくなります。

 

採用面接の流れ

採用面接の流れ
一般的に面接は以下の流れで進めます。
緊張しがちな面接であっても、会社によっては面接官が空気をやわらげてくれます。
それが希望する会社であれば、積極的に自己アピールしましょう!
入社後も大事に扱ってくれます。

採用面接の流れ
  1. ・面接官が挨拶、自己紹介をする
  2. ・応募者に自己紹介、経歴の説明、自己PRをしてもらう
  3. ・基本的な質問をする
  4. ・会社側からの説明(会社概要・労働条件・採用後のポジション)
  5. ・応募者からの質問を受付
  6. ・人材を見極めるための質問をする
  7. ・最後にもう一度、応募者からの質問を受付

     

    より具体的に面接の流れが書かれているので、気になる方はご確認ください。
    check!一般的な面接の質問の流れとは?

     

    営業職での面接例(正しい答え方)

    求人が営業職の場合、
    会社が求めている人物像を例にあげると、「営業職なのでお客様のニーズ・課題をしっかり捉えることができる人材がほしい」

    面接官
    お客様とのやりとりで取り違いやミスをなくすため、心がけていることがありますか?
     具体的に教えてください

    ダメな応募者の回答
    できるだけお客様の話をよく聞くように心がけています
    この回答は抽象的で具体性がありません。

     

    正しい回答は、

    「お客様の話をよく聞いて、重要な点は必ずメモをとるようにしています。
     それでも取り違いが心配な場合は、帰社後、すぐにメールで打合せ内容を確認のため送るようにしています」

     

    もう1つ、よくある質問をあげます。

    会社が求める人物像は「お客様の要望と社内の部門(製造部門)との調整ができる人材が欲しい」

    面接官
    お客様の要望を会社から持ち帰ったら製造部門から「そんなことできないよ!」と言われてしまいました。
    そんなとき、あなたならどのように調整しますか?

    ダメな応募者の回答
    お客様にできない理由を説明し、納得していただけるようにします!
    すぐにあきらめています。
    一方だけの問題解決を求めているダメな回答の典型例です。

     

    正しい回答は、

    「製造部門にどこまでできるかを確認し、お客様にもその旨を報告します。
     どうしてもできない部分については、責任者を出すなどしてお願いをしてみます」

     

    実際の業務をイメージした質問になるので、応募者の回答によって、業務対応能力が見えてきます。
    面接が「本当は何を知りたいのか?」
    質問の裏側にある考えを探ることで、事前と正しい回答はできるようになります。

    面接でのタブーな質問例

    面接でのタブーな質問例
    面接の採用基準で関係のない質問はタブーとされています。
    ただ、常識のない面接官は遠慮なく質問をしてきます。
    こういった質問をする会社は、入社後に常識のない対応をさせる恐れがあるので、注意しましょう!

    面接でのタブーな質問例
    ■本人に責任のない事項
    ・本籍、出身地に関すること
    ・家族に関すること(職業、続柄、地位、学歴、収入、資産など)
    ・住居状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近隣の施設など)
    ・生活環境、家族閑居に関すること

    ■本来自由であるべき事項
    ・宗教に関すること
    ・支持政党に関すること
    ・人生観、生活信条に関すること
    ・尊敬する人物に関すること
    ・思想に関すること
    ・労働組合、学生運動など社会運動に関すること
    ・購読新聞、雑誌、愛読書に関すること

    ■その他の事項
    ・身元調査などの実施
    ・全国高等学校統一応募用紙、JIS企画履歴書にない事項を含んだだ応募社用紙の使用
    ・特に必要な場合を除く、採用選考時の健康診断の実施

     

    会社は内定辞退を減らすために必死になる

    会社は内定辞退を減らすために必死になる
    会社は欲しい人材を見つけると、内定を出します。
    その際に最も気にする点が「競合の状態」です。

    自社以外で他の会社を何社受けていて、何社内定をもらっているのか?を確認します。
    そのため、中途採用では内定から入社までは遅くても3ヶ月以内としています。
    ※応募者が中途の場合引継ぎがあります。欲しい人材であれば、できるだけ最短でお願いをしています。

    また、入社前に懇親会に招いたり、面談の機会を設けたりと、応募者の本気度を確かめます。
    もし、辞退を考えているなら「早めに辞退」することで、無駄な時間を節約することができます。
    行きたくもない会社から、懇親会や面談の機会を設けられても面倒ですよね。

    ただ、欲しい人材は見つかると会社は必死になって囲い込みをします。
    会社は片思いになって振られることも多いので、懇親会や面談を設けて、他の会社へ逃げないように施策を講じます。

     

    まとめ

    少子高齢化の波が影響し、会社は良い人材の確保に全力で取り組んでいます。
    ただ、応募者にとっては、どの会社に入社するかによって、今後の人生に大きく影響します。

    これから、「どのような仕事をするのか?どのような仕事と向き合うか?」ということは、
    皆さんの人生にとって最も重要であります。

    それは、仕事が人生において占める時間が最も多いからです。
    その仕事が面白くないと、充実した人生を送ることができません。

    ぜひ、やりがいを感じれる仕事を見つけ、充実した人生を送りましょう!

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